王子様の下僕





そしてさっさとブタ子を帰らせた後

すぐに神川に連絡して
実家に帰るついでに
ブタ子の家の真横の家を買い取せて

引っ越し業者に俺も付き添いながら
自分の部屋の家具を移動させた

後片付けを引っ越し業者に
指示したあと

ブタ子の家に向かって
歩きながら電話をした

「明日から毎日、朝の6時に俺の家にこい」

「6時って早過ぎ、春休みだし」

確かにそうだが
ダイエットのためだからと思い

「何かいったか?」

と聞かなかったことにした





< 62 / 174 >

この作品をシェア

pagetop