王子様の下僕





「だから俺は親切で言ってあげてるの
それでいいんだね?

…ダイエットもついでに手伝ってあげるよ」

そんな悪魔みたいなことを
王子スマイルで言うとか最悪
そう私が思っていると
更にいろいろ口うるさくなる

王子にたてつくのはもう限界だ諦めよう
と早々と諦めた

「さっきからブツブツうるさいな
で、どっちがいいの?」

「て、手伝ってください」

「違うよ

今日から駿河賢人様の下僕に
させて下さいお願いします

と言わなくちゃダメだよ」

"どこまで黒いんだコイツ"

「あんまり焦らすと口が滑って…
言っちゃうかもしれないな」

「わ、わかりましたよぉ(涙)

今日から駿河賢人様の下僕に
させて下さいお願いします」

「んーじゃあ宜しく頼むよ、ブタ子くん」





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