王子様の下僕





ここからはブタ子の部屋もばっちり見える

でもブタ子の部屋には
何も置かれていなかった

しまった…

神川にメールしといたんだった
"ブタ子の部屋をこの家に移せ"って

とことん今日の俺は忘れっぽいらしい

俺は心配になってブタ子の家に走りながら
ブタ子に電話をかけた

「ひっ…く……もしもし…」

「大丈夫か?泣いているのか?」
ブタ子の泣き声を聞いて俺は焦った





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