王子様の下僕





それをみたブタ子はニコニコの笑顔で

「でもね…夢の中の場所と起きた場所
それに王子の立ち位置まで同じなんだぁ~
不思議なこともあるんだね」

と言ったのだった

俺は"確信犯だ"と言わんばかりに
苦虫を噛み潰したような表情で

「ちょっと、外に出てくる」

そう言って家を出た

今頃ブタ子のやつ笑ってんだろうな
あぁ、恥ずかしい

久々に2時間ほど
ジョギングをして家に帰った

家に帰るとブタ子は
俺にこれ以上は意地悪をしなかった





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