星の降る街~俺等の場合~

「そう、そう…ちょっと待ってて」


山梨の声は楽しそうに弾んでいた。

俺の押し付けた片目が見ている物は真っ暗な暗闇だった。



「今から見えるよ。すっごい綺麗だからびっくりしないでね」


そう言って山梨は何かを回した。

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