星の降る街~俺等の場合~

回した瞬間、俺の片目は小さな光の塊を幾つも見た。


「…すげぇ…」



えへへと山梨が笑った。



「月も見せてあげる」


そう言って山梨はまた何かを動かした。



1つの光がだんだん大きくなる。


「それが月だよ。それ以上大きくならないんだけどね」

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