警視庁新撰組課
-壱章-
現実
「・・・・・・ここ、どこ・・・・・・!?」
山を下り、初めて分かったこと。それは、
"ここ"は可笑しい
ということ。
私の近くを通る人は、必ず私をチラ見して通り過ぎ、振り返ってガン見する。
いつの間にやら、私の周りに人だかりが・・・・・・。
「・・・・・・。」
私、至って普通の服を着ています。
上は、灰色のパーカーで下は、黒のショーパン。あ、パーカーの下は黒のTシャツね?
ほら、普通でしょ?