笑い話にしたい恋




「あはは。緊張しすぎ」


そう言って卓斗君は私から少し離れる


「ピュアだよね~、那美ちゃんは」


卓斗君は天井を見上げて、呟いた


「俺なんかと一緒にいて、幸せになれんのかな」


私はその言葉に絶句した


卓斗君はゆっくりと目線を天井から私の方へ移動させる


「ごめん」


そんな悲しそうな顔しないでよ


私は大丈夫なのに...


あなたのそばに居たいから、ただ一緒に居たいだけだから










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