笑い話にしたい恋




「...雄二。」


私を呼び止めたのは、雄二だった


「さっき、泣きながら走ってるの見えたから...」


そう言いながら、近づいてくる雄二に思わず、私は抱き着いた


それに少し動揺も見せながらも、優しく受け止めてくれる雄二


「もうやだよ...雄二ぃ」


つい、でてしまった言葉とともに私の目に飛び込んできたのは、水樹の姿で


「卓斗...」


それと同時に雄二がそう呟いた




< 157 / 197 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop