笑い話にしたい恋
いらっしゃいませ
扉を開けると、エレガントな口調でお店の人が私たちを出迎える
なんか、ほんとおしゃれ。
私たちは席に案内され、おのおの席に着く
メニューを開くと、とても価格がリーズナブルで、ますます気に入ってしまった
みんながあれだこれだと、メニューを決める中、なかなか決まらない私
どっちにしよう...
「オムライスにしろよ。俺、ミートスパゲッティ頼むから」
ふと聞こえてきた言葉に顔を上げると、雄二がニヤニヤしながら私を見ていた
「やっぱ当たっちゃった??お前は昔と変わらず、お子ちゃまだな」
「うるさい!...じゃあ、オムライスで...」
「素直なとこも変わってねえな」
そう言って、笑いながらも、近くの店員に声をかけ、注文する
馬鹿に見えて、結構しっかりしてる雄二
そんなとこは、昔から変わってないな