笑い話にしたい恋




...どうせ、まだ帰ってこねぇだろ。


そう思いながら、雄二の家の塀にもたれた


思うのは、那美ちゃんの笑顔


子供っぽく、でもなぜか綺麗で癒される


...俺が、縛り付けていいのだろうか。


いっそのこと...




「お前にしては、早かったな。」



雄二が俺の目の前に立っていた


何か言いたそうに、俺の目を真っ直ぐ見て


でも警戒するような、それとも怒っているのか


雄二の目は、揺れていた。





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