オレ様婚約者と甘いKiss【完】
「あーっ!!
ちょっとーっ!!
なにすんの――っ!?」


清水祐都は、さしだしたあたしの手をガッチリつかみ、手のひらにマジックで数字を書きだした。


「ぎゃ―っ!
やめて――っ!!」


わめくあたしを無視して、楽しそうに数字を羅列させ、


「はい、クリスマスプレゼント」


清水祐都は、ぐにゃりと歪んだ数字の書かれた手のひらをあたしに向けた。
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