オレ様婚約者と甘いKiss【完】
ごろんとクッションに寄りかかったままの清水祐都に、ぬいぐるみを投げつけた。


「あんたが聞きたがったんでしょ?」


「んー。
まぁ、いいや。
じゃあ、オレは?」


清水祐都は、あたしのひつじ型ぬいぐるみを抱き締めながら、起き上がった。


「オレの好きなとこ、言ってみて」


「…は?
好きなとこ?
嫌いなとこじゃなくて?」


< 192 / 420 >

この作品をシェア

pagetop