オレ様婚約者と甘いKiss【完】
こんなやりとりが数分続いたのち、清水祐都の上にのっかったまま、あたしはポンっと手を叩いた。


「あんたの好きなとこ、わかった――っ!!」


「なんだよ、今さら」


「ムカつくけど、ムカつくけど――…
何でも言い合える“楽”なとこ♪」


「…それって、男としてどうよ?
全然嬉しくねぇ」


清水祐都は、あたしの腰に手をまわして下ろしながら、盛大なため息をついた。
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