オレ様婚約者と甘いKiss【完】
「あ、そうだ。
翼くん。
この前は、手袋ありがとうございました」


この前のお礼をきちんと言えなかったのを思い出し、翼くんに向かって頭を下げた。


「それから、ミルクティーも」


「あ、そんなこと。
もう、いいのに」


翼くんはニコッと笑って、あたしに手をさしだした。


「はぐれちゃうといけないから」


「ふぇ!?」


「手、繋いでもいいかな?」
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