オレ様婚約者と甘いKiss【完】
清水祐都は、あたしの襟首を掴んだ。


「ち…ちょっと待った。
せっかく今、無事に生還したばかりなのに!
…じゃなくて。
そんなとこ持つと、着崩れるでしょ。
離してよ」


「やーだね。
おまえ、離すと浮気するし?」


清水祐都は、あたしの襟首を掴んだまま、人ごみからひきずり出した。


そこに――…
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