オレ様婚約者と甘いKiss【完】
「…」


「それに、話を聞いてると――…」


「…?」


「瑠衣には、清水くんの方が合ってる気がするけど?
翼くんより」


茜はチョコレートをもう一粒、口の中に放り込んだ。


「瑠衣だって、本当は少し気付いてるでしょ?
清水くんのこと、本気で好きになりかけてるってこと。
それも――…
告ってくれた翼くんへの返事を忘れちゃうくらいに、さ」
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