オレ様婚約者と甘いKiss【完】
「いい。
ここで」


祐都の袖を掴んだあたしの行動に、祐都が首を傾げる。


「ん?」


「あのね。
あのね。
祐都。
あたしね――…」


「ん?」


「祐都のことが好きなんだ」


「なんだよ。
いまさら」


祐都は、そんなことかと言ったように、くすりと笑った。


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