オレ様婚約者と甘いKiss【完】
オレ様彼氏の甘いkiss
その日の夜、パパに、祐都と婚約解消したいことを一方的に告げた。
でも、心の中がぐちゃぐちゃで。
理由とかは、全然説明できなかった。
ただ泣きじゃくるだけしかできなくて。
そんなあたしに、パパは、
「わかったよ、瑠衣」
ひと言だけそう言って、電話を切った。
――もうこれで、祐都とは婚約者でもないんだ。