モテ男と地味女
プロローグ
私、碓井 桜は高校2年生。
別名 ジミ子。
先生にさえ気づかれない影の薄い存在。
友達と呼べる人もいない。
メガネを掛けて俯き加減で本ばかり読んでいるんだから
根暗と呼ばれたって地味と思われたって無理もない。
だけど、クラス行事で残らなくてはならない時も
先生からのめんどくさい頼みごとも
残っていなくても気づかれないし、頼みごともされないし
かなり良い特権だと思う。
この地味さで抜き打ちの頭髪検査も名前パス。
私は、この存在感のない毎日で良かったのに
それは進級したばかりの日に代わってしまった。
別名 ジミ子。
先生にさえ気づかれない影の薄い存在。
友達と呼べる人もいない。
メガネを掛けて俯き加減で本ばかり読んでいるんだから
根暗と呼ばれたって地味と思われたって無理もない。
だけど、クラス行事で残らなくてはならない時も
先生からのめんどくさい頼みごとも
残っていなくても気づかれないし、頼みごともされないし
かなり良い特権だと思う。
この地味さで抜き打ちの頭髪検査も名前パス。
私は、この存在感のない毎日で良かったのに
それは進級したばかりの日に代わってしまった。