ミアげれば空
私は和の家に行って
すぐ和のとなりに座った。

いつものように…
いつものように…


「いぇ~い。主役のとなり♪」
和の肩に手をかけながら言う。

「へっうるさいののとなりかよ」ん?なんかご不満かい?

「俺、主役の隣の隣♪」
横から誰かが私の頭をなでた。

ふりかえると…

「けんちゃん…」

「はい。鍵。かけてからでてけよな~。それとカメラ!」

「あ、ありがと…」

「んじゃ俺がとってやる!!」

「あっうん。和こっちきて!」
和が私によりカメラを見る。

「はいっチ~ズ」

カシャッ

カメラからすぐ
出てくる写真…

私と和がふたり…

「ほらっ」
けんちゃんが
写真をわたしてくる。

「ありがとう。」
うけとり和に渡す。

「はいっ!!これ誕生日プレゼントな!!」

「え"!?写真!?しかも慎とのツーショットかよ~」
あきらかに嫌そうな顔をする。
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