ミアげれば空
けんちゃんとふたりっきり…

「かえっちゃったね…」
彼が言う。

「うん…すぐ怒るから。短気猿は」


「慎ってさぁ…和のこと好きだよね?」

え?けんちゃん?

「だってさ…見てたら分かるよ?お互い意識してるよね☆」

そんなわけ…
だってわたしは…

「けんちゃん?んなわけないじゃん!!和と私は幼なじみで付き合い長いんだよ?兄弟みたいなもんだもん!!あんなやつ…」
和に失礼かなと
思いながらも誤解とこうと
必死に言った。
< 3 / 23 >

この作品をシェア

pagetop