ミアげれば空
とかなんとか
思ってるうちに
けんちゃんが
また沈黙やぶった。

「なぁ俺さぁ…慎のこと…」
なんだ!?

「慎のこと…」

この先が聞けない…

「けんちゃん?」
2段ベットから
降りながらいう。

「けんちゃんには無理だよ。言えない。」

「……好きだよ?付き合お?」
…なんで…

「ほら言えた。」
…なんで言っちゃうの?

「慎?慎は和が好きなんだよね?」
ちがう…あなたが好き。

「ちがう…」

「気付いてないだけだよ。」
…私が和を?
けんちゃんじゃなくて?

けんちゃんはそれでいいの?


私は怖くなって
和のいえに
ひとり逃げた。

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