新選組は恋の香り―前編―

「そうだな…総司と平助、あと…永倉くんは、私に。あとは歳についてくれ。」


物腰柔らかそうな声ではなく
きりっとしたような
近藤さんの声が部屋中に響き渡った。



「はあ?近藤さん。俺は少なくてもとは言ったがそれは少なすぎだろ?!」


続いて聞こえてきたのは
土方さんの罵声…


おー、恐っ
ま、まぁ。土方さんの言い分は分かる…


いくら何でも少ないよ…


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