新選組は恋の香り―前編―

「大丈夫だ、トシ。平隊士も数人連れて行くからな」


「数人って…はぁっ。」



土方さんは深くため息をついていた。




「…なあ、土方さん。」

「ん?なんだ平助」

「可能性は四国屋が高いんだろ?なら大丈夫だと思うし。それにもしも、池田屋が当たりだったら普通に伝達を出せばいいだろ?」



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