新選組は恋の香り―前編―

「…はぁ。しょうがねぇな。」


結局
池田屋の人数についての件は土方さんのお許しが出たのだった。



「良かったね?」

「ああ。でも可能性が低い方だから今夜は暴れられないか…」


平助くんに話しかけると少しだけショボンとしていた。


…平助くんらしいな。



私はそんな平助くんをみて
不覚にも小さく笑ってしまった。


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