新選組は恋の香り―前編―

山崎さんの後ろを走っていると
山崎さんが急に走るのをやめ止まった。



「…ここは私が引きつけます。なので君は行きなさい。」



先の方をよく見ると
お侍さんの格好をした人が
3人…



「あの方たちは…」

「浪士だ。」

「はぁ。って!!!ヤバくないですか!?」

「真っ直ぐ行けば四国屋だ。」



山崎さんが構える姿勢をとり
駆け出した。


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