新選組は恋の香り―前編―

やば…


男は蹴られた腹部を押さえながらも刀を向け睨んでくる。



ひょえーっ



「う゛っ?!」


ビクビクしていると男が唸り声をあげ倒れ込んだ。



「へっ!?って!!平助君!!!」


男が立っていた後ろには
額から血を流し片目を瞑ってある平助君の姿があった。


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