新選組は恋の香り―前編―
葵羽 side



「じゃあ、私今日夕ご飯の当番だから行くね?」


平助くんに目をやり微笑むと平助くんが悲しそうな瞳をしているように見えた。


「ああ。」


ほらね。


「平す―…」
「おい!!平助、目覚めたんだってな!!」


私が話しだしたと同時に永倉さんと原田さんがバンっと入ってきた。


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