新選組は恋の香り―前編―

俺だって平助の事は正直嫌いだ。



だって、ずっと葵羽と居るからだ。
それよりもまったく離れようとしない。




…彼氏のつもりかよ。



「ねえ、瑠衣さぁ。」


短いため息をついたとき葵羽が話しかけてきた。



「なに?葵羽。」


< 170 / 265 >

この作品をシェア

pagetop