新選組は恋の香り―前編―
「あれ?葵羽に…沖田さん?」

『珍しいねっ』
なんてにこやかにかわす瑠衣…


さすがだよ。
思わず苦笑いしてしまう。


「葵羽さん。団子食べてきますからここにいてくださいね?」

急に沖田さんににこやかに言われ
考える暇もなくコクコクと頷いた。


沖田さんが甘味屋に入ってから
瑠衣に言いたい事を思いだし瑠衣を見上げた。


「あのね!!瑠衣。」
「ん?何?」


言わなきゃだから



言わなきゃだから…


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