新選組は恋の香り―前編―
俺はさっき散々、江戸時代に残らないよう説得…
いや、怒鳴っていたけど
それは俺がある設定をしていたから。



葵羽が本当の選択肢を救うための設定を。








好きだよ、葵羽。




選択肢は幾らでもあるんだ。
幾らでも捨てられるんだ。
けどな?
選択肢は一度捨てたら拾えないんだ。
ひとりでは。





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