新選組は恋の香り―前編―

「瑠衣が…瑠衣が…」


未だに溢れ出してくる涙を
ゴシゴシと拭いながら
説明する。



私を立ち上がらせ沖田さんは
困ったようにこう言った。





それを聞いて時が止まったように思えたんだ。





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