新選組は恋の香り―前編―

そう言って
ひょいと境内から沖田さんは飛び降り
表へと歩いて行った。



「そっか…、平助君戻ってくるんだ。」

「なんだ?そんなに嬉しいのか。」


ふっと笑みをこぼしたのは
エスパー斎藤さん。


思わず顔が熱くなる。


もー、心読まないでよーっ。



「心は読んでいない。」

「よ、読んでますって!!!!」





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