milktea




「何好きかわからんかったから、適当に買ってきてんけどミルクティーでよかった?」


翔君は助手席に座ってる私に温かいミルクティーを渡してくれた


「ありがとう、ミルクティー大好き」

「そうなんや、俺すごない?エスパーやん」


ブラックコーヒーを飲みながら顔をくしゃってして笑う翔君につられて
私も笑い出してしまった



「ここでいい?」


「うん、本当にありがとう。仕事帰りだったよね?」


「大丈夫やで。そんなん気にせんでええねん」


「じゃ、帰るね。ありがと」




「待って!」

車を降りようとしたら翔君に腕を掴まれた


「番号!教えてや」
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