愛して。Ⅱ ~不良俺様ボーイズ×絶世美少女~【完】
「いい女だろ?」
俺の女だからな。
そういうように、耳元で囁くような低い声に、ゾクリと背中が泡立つ。
カアッと、体の奥が熱くなる。顔が赤くなってるのが、見なくても分かる。
目の前にいる子たちも、真っ赤になっていた。
「そろそろ返してもらうぞ」
ポン、とあたしの頭に手を置いて、蓮はその手であたしの手を握る。
蓮の手に導かれるまま。真っ赤な顔を隠すように俯いて、あたしは蓮に従って幹部部屋に入った。
「「「蓮さん、かっこよすぎ……」」」
そんな言葉を背にして。