愛して。Ⅱ ~不良俺様ボーイズ×絶世美少女~【完】
*five*
パーティー
あれから数日が経ち、新学期が始まった週の土曜日。今日はタカのお父さんに招待された、病院の創立記念パーティーの日だ。
パーティー自体は夕方からで、お昼くらいまではゆっくりしていたけど、お昼ご飯を食べ終えた後くらいから慌ただしく準備を始めた。
シャワーを浴びたり髪をセットしたり、軽くメイクをしたりして用意を整えていく。
16時になると、パーティーに行くメンバーはスーツに着替え始め、あたしもパーティードレスを身にまとう。
赤いドレスは、シンプルだけど妙にあたしに馴染む。
髪は黒に染めた。瞳も黒のカラコン。
ドレスのせいで少し派手だけど、仕方ないよね。
アクセサリーなどの装飾品もつけて完成。準備は万端だ。
他のみんなも準備ができたみたいで、車に乗り込む。
運転席には、和也さんが乗っていた。
助手席にタカ、後部座席にあたしと蓮、颯が座る。
颯はタカから招待されたわけではなく実家の旅館の関係らしいけど、一緒に行くみたいだ。