愛して。Ⅱ ~不良俺様ボーイズ×絶世美少女~【完】




パアッと花が咲いたように表情が明るくなって、あたしを見詰める。




「あ、はい…」


「蓮くん、彼女出来たのね!しかもこんなべっぴんさんっ!羨ましいわぁ。颯も早くこんな彼女作って紹介してくれないかしらね」


「はあ…」




曖昧に相槌を打って、颯を見る。


すると颯は、




「余計なお世話だよね」




そう言って呆れたように笑った。








話も早々に、部屋へ通される。


貸し切りだからどの部屋を使っても良いそうで、とりあえず荷物を夜は飲み会の場所になるだろう広間に移動させた。


結局の所この部屋以外はほとんど使わないだろうな、なんて思いながらも力仕事は男の仕事だとか言って光達が運んでくれた荷物を探る。




倉庫を出てから2時間ほど。


昼真っ只中の今日は、海へ行くらしい。


どうやら今日の夜は飲み会になって、どうせ明日は昼ごろまで寝ているだろうから今日のうちに海へ行くんだとか。


ちなみに明日起きてからは夕方ごろまで自由、それからバーベキューをして、
その次の日のタカの誕生日はタカが夕方から用事があるらしく昼にはこの旅館を発つらしい。






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