愛して。Ⅱ ~不良俺様ボーイズ×絶世美少女~【完】
俺は獅龍以外に大切なものを持つべきじゃない。
そう悟り、俺はあの事件以降、あそこに帰っていない。
今でもたまに来る園長からのメールには「いつでも帰っておいで」と書かれているけど、俺は多分、獅龍を辞めるまで帰ることはないだろう。
「でも……いつかは連れてってくれるんでしょ?蓮の大切な場所」
「……そうだな、獅龍を辞めたら……一緒に、行こう」
いつか……獅龍を辞めて、高校を卒業して、……決意ができたら。
そうしたら……一緒に、行こう。俺の施設へ。
【蓮斗side end】