愛して。Ⅱ ~不良俺様ボーイズ×絶世美少女~【完】
「ふふっ」
「やっぱ変だよ、蓮がごますりは〜」
「そう?面白いしいいじゃん」
きっと、蓮斗をこうやって笑い者にできるのは真梨ぐらいだよ。
そんな感想は置いといて。
「真梨」
まだ笑っている真梨を呼ぶ。
「ん?」
「笑ってな。真梨は笑ってる方が可愛いよ」
キョトンとした真梨は、次の瞬間笑う。
「なんか菜穂の言い方イケメンっぽいよー」
「あ、もしかして照れてる?」
視線を外した真梨にすかさずそう問えば、
「照れてないし」
つん、とそっぽを向いてしまう。
だけど、赤く染まった耳は丸見えだ。
まあ、どんな真梨も可愛いんだけどね。
妹で、娘みたいなあたしの真梨はいつも可愛い。
それが蓮斗と……。
まあ、なんだかんだ真梨が幸せそうだからいいか!
「真梨、菜穂さん」