愛して。Ⅱ ~不良俺様ボーイズ×絶世美少女~【完】



そう言った瞬間、真梨の体が硬直した。


「真梨?」

「や、やっぱわかる?」


眉を下げて、ショボンという効果音がつきそうな感じで膝を抱える。


「タカの料理美味しいから、お腹苦しくなるまで食べちゃうし……。
そ、それにっ!なんかみんな、ノルマとか言ってめちゃくちゃ食べさせてくるし……」


心なしか真梨の瞳がうるうるしている気がして、息を飲む。

お風呂のせいだか知らないけど、美人のこういう顔は心臓に悪い。


「やっぱ太った……よね?」

「あー……ごめん。ちょっと言葉間違えた。太ったって言うよりも、健康的になったって感じ」

「健康的?」

「うん」


目の前の真梨は、確かに少し肉がついたけど、ウエストは綺麗なくびれがあるし、足も細い。

全体的に少し丸みを帯びて、色気が増加した感じ。

そして、一番は……


「胸。大きくなってない?」


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