最愛-saiai-

「ちょっ!愛菜?!」

思わず亮平と呼んでしまった私を麻里が心配そうに見ていた

「あっ!ごめんなさい…」

少し驚いた顔をしている庄田さんと店長に謝る

そりゃ驚くよね…
今日初めて会う子に違う名前で呼ばれたんだから…

「全然大丈夫だけど…
俺知ってる人に似てた?」

庄田さんがニコッと笑って私に聞いてきた

「っっ!」

その顔も亮平にそっくりで私は泣きそうになってしまった…

「そっそうなんですよ〜!
私達の友達に顔がすっごい似てて…」

泣きそうになった私に気づいたのか麻里がサッとフォローしてくれた

「そっか?
じゃあ、今日からよろしくな?」

「はい!」

「は…い」

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