最愛-saiai-
私は思わず大きな声を出してしまった

「あっ、ごめんね…怒鳴ったりして」

「ううん、全然大丈夫!
私の方こそ変なこと聞いてごめんね…」

「いいよ、いいよ!
それより早くバイトの面接行こうよ!」

申し訳なさそうに俯く麻里を見たくなくて私はファミレスのバイトの面接があることを思い出し麻里に伝えた

「あっ!そういえば今日ってバイトの面接の日だった…」

「そうだよ?忘れてたの?」

本当は私も忘れてたんだけど…

「早く行こう!遅刻なんかしたら面接受かんないよ」

「ちょっ、ちょっと待ってよ〜!」

鞄を持って急いで教室からでる麻里の後を、私も急いで追った



私達はバイトの面接に間に合い、無事2人とも受かった…

そしてこのバイト先で想像もしなかったことが起こっていくなんてこの時は考えもしなかった
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