a memorial connection
俺は後ろを振り返った。
けど、そこには何も変わらないドアが佇んでいる。
…何考えてたんだ、俺?
てかまず、何してた?
確か、起きて…
「そうだ、俺遅刻しそうなんだ!!」
漸く思い出し、俺はすぐさま階段を降りた。
リビングに入ると、テーブルに置いてある焼けた食パンが俺を迎える。
俺はそれを強引に口に加え、玄関で靴を履いた。
「じゃあ姉ちゃん、行ってくる!」
半分しか履けてない靴のまま
俺はもう一度走り出した。