a memorial connection
「へっ?あっ…そうだけど…。」
まさか話しかけられるとは思ってなかったから、変な声が出た。
その子はクスッと笑う。
「三田村凜です。よろしくね。」
彼女はそう言って手を差し出した。
「あ…細谷秋名です。よろしく。」
ぎこちなく自己紹介をして、握手を交わす。
綺麗な茶髪に、それに合わせたような瞳
無意識に俺は見とれていた。
やべっ!
自覚して、俺は漸く目を逸らす。
う…今のかなり感じ悪かったよな?
何やってんだ、俺…
「えっと…細谷君?」