a memorial connection



アハハ、と笑って三田村さんは授業の用意に取り掛かった。





"懐かしい"…か





俺、この瞳のせいで中々友達出来なかったしなぁ…











俺達の世界では、人は髪と瞳は同じ色を持って生まれてくる





だけど俺は、生まれた時から茶色い髪に蒼色の瞳を持って生まれた






だから世間では呪いの子と呼ばれ、避けられながら生きてきた






けど、竜達だけは特別だ






アイツ等だけは…俺をちゃんと人として扱ってくれた







そういえば…『アイツ』も特別扱いしなかったな…








俺は黒板に視線を向ける。




そこに、私服姿の女の子が立っていた。






えっ?他校生!?






驚いて立ち上がった瞬間





「痛っってぇ!!」







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