a memorial connection



「――っ!!!」



突如現れた激しい頭痛に、俺はその場に倒れ込んだ。




「秋名!」



すぐさま竜が駆け付けてくる。



「秋名…おい、大丈夫か!?」



「うっ…。」



閉じていた瞳を、うっすら開ける。



竜の姿が、目に写ると思っていたのに




視界に入ったのは、茶髪の女の子だった。



っ!コイツ、さっき見た…!




「自分で、引き寄せちゃったんだね…。」




そう悲しそうに呟いて




彼女は俺の側で屈んだ。



隣で何か謂ってる竜の声も何も聞こえない




全ての五感が、彼女に集中している




彼女は俺の額に手を向ける。



すると、彼女の手から光が現れた。




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