a memorial connection








フッ、と秋名の瞳がゆっくり開く。


「!秋名!」


「大丈夫?」



私と竜が一緒に細谷君に駆け寄った。




昼休み



屋上から聞こえた竜の声




不思議に思って行ってみたら、細谷君が倒れていた






すぐに保健室に運んで、今漸く目を覚ました。




「…オイ、秋名。」



「細谷、君?」



私達がどれだけ呼び掛けても



細谷君は何の反応も示さないで



虚ろな瞳で只天井を見ていた。




何…?




まるで、人形みたい…




「ほ、細谷君!大丈夫?」



焦って私は細谷君に手を伸ばす。



瞬間、まるで鍵が開いたかのように私達の間から光が現れた。




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