心の中で。
─バチッ─



……っ!?



今…目、合ったよな?




カップルの彼女の方と、ふいに目が合ってしまった。



なんでか知らないけど、あの子の困ったような顔が、目に焼きついた。

すぐに海の家の中に入って気持ちを落ちつけようとしたけど、どうしても、あの子が気になってしまう自分がいた。





それから4人でここに昼飯を食べに来て、あいつらはカップルじゃないって事が判明。





ほっ




なんて、なんで俺は安心してるんだ?


それに、友達同士で海に来てるみたいなのに…なんであいつはあんなに寂しそうに見えるんだ?



まだ知り合ってもいないのに、そんなことを気にしてしまう。
< 106 / 194 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop