心の中で。
「賢も……大…切なの。。」



耳を疑った。


「え…まじ…??」


「いつの間にか…賢に…助けら…れて、甘えて……そんなんじゃ…だ…」


「だめじゃねぇよっっ」




もう、それ以上は、言わなくていんだ。


言いたい事は、わかってる。


お前は、俺の気持ちを考えてくれてるんだろ?





だけど、俺、その言葉で、いい。


俺のことなんて、気遣わなくて、いいんだ。




「俺…嬉しいよ。美玲を助けれる存在なんだって、それだけで。」


「え、でも…」




ちらっと、壁に掛かっているカレンダーを見た。

「な!そんな悪いっていうなら、デートしてくれ。クリスマスに。」




・・・

ずいぶん時間が経ったあと、小さく小さく、わかったって声が、聞こえた。
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